声優を目指したいと思ったとき、「資格は必要なの?」「持っていると有利な資格はある?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、声優になるために必須の資格はありません。ただし、日本語力や発声、表現力を磨くうえで役立つ資格はあり、学びのきっかけになることもあります。
また、声優を目指すうえで大切なのは、資格そのものよりも、求められるスキルや業界への進み方を知ることです。
この記事では、声優に資格が必要ない理由、あると役立つ資格、声優に求められるスキル、目指す方法までをわかりやすく解説します。これから声優を目指したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
声優になるために必須の資格はない!
声優を目指すうえで、必ず取得しなければならない資格はありません。医師や看護師、美容師のように、国家資格がなければ働けない職業ではないからです。
実際に活躍している声優の中にも、特別な資格を持たずに養成所や専門学校、オーディションをきっかけに業界へ入った人は多くいます。声優業界では、資格の有無よりも演技力や表現力、声の個性、人柄などが重視される傾向があります。
そのため、「資格がないから声優になれない」と不安に感じる必要はありません。まずは、演技の基礎知識や発声練習、業界研究など、実力を高める行動を始めることが大切です。
声優を目指すには、一般公募のオーディションを受ける方法もありますが、養成所や専門学校に入ることもぜひ検討してみましょう!
わたし自身、何の資格も経験もないまま声優養成所のオーディションを受けて、無事入所できました!資格やレッスン経験がなくても応募できるものもあるので、「いきなりオーディションは自信ない…」という方は、まずはレッスンを積んでからオーディションに臨むこともできます。
資格を持っていると有利?学歴は?
資格を持っていると、声優として事務所への所属に直結するわけではありませんが、学ぶ姿勢や基礎力の証明につながることがあります。たとえば、漢字や日本語に関する資格があれば台本を正しく読む力につながり、アナウンス系の資格であれば発声や滑舌の学習に役立つこともあります。
また、学歴についても、声優になるために高卒・大卒などの条件が決められているわけではありません。中学卒業後に専門学校へ進む人、高校卒業後に養成所へ入る人、大学に通いながら活動する人など、進路はさまざまです。
ただし、養成所や専門学校の応募条件として、年齢の基準が設けられているケースはあります。応募先ごとに条件は異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
声優を目指すうえで大切なのは、資格や学歴そのものではなく、自分に合った方法で経験を積み、実力を伸ばしていくことです。
声優になるためにあると役立つ資格
声優になるために必須の資格はありませんが、学びのきっかけになったり、基礎力を高めたりする資格はあります。資格を持っているだけで仕事が決まるわけではないものの、発声や日本語力、読解力、表現力などを磨く材料にはなるいえます。
また、目標があると勉強を続けやすくなることも、資格を取得する大きなメリットです。独学で何を学べばよいか迷っている人は、資格の内容を参考にしながら必要な力を身につける方法もあります。
日本漢字能力検定(漢検)
日本漢字能力検定は、漢字の読み書きや語句の知識を測る検定です。
声優は台本を読む仕事のため、難しい漢字や読み方に触れる機会も少なくありません。漢字に強くなると、初見の台本でも読み間違いを減らしやすくなります。言葉への理解も深まるため、演技の土台づくりとして役立つでしょう。
日本語検定
日本語検定は、敬語や文法、語彙、表現力など、日本語を正しく使う力を学べる検定です。声優はセリフを伝える仕事だからこそ、日本語への理解は大切です。
言葉の意味や使い分けを理解できると、セリフの意図をつかみやすくなります。ナレーションや司会など、話す仕事全般にも生かしやすい資格です。
声優能力検定
声優能力検定は、発声や滑舌、表現など、声優に関わる知識や技能を学ぶきっかけになる検定です。声優の仕事に興味がある人にとって、業界理解を深めやすい点が魅力です。
自分の現在地を知ったり、課題を見つけたりする材料にもなります。これから声優の勉強を始めたい人にも向いています。
アナウンス力検定
アナウンス力検定は、発音、滑舌、伝わる話し方などを学べる検定です。
声優はキャラクター演技だけでなく、ナレーションや司会などを担当することもあります。聞き取りやすい話し方を身につけることで、仕事の幅が広がります。声を使う職業全般に役立つ資格といえるでしょう。
声優になるにはどんなスキルが求められる?
声優になるために資格は必須ではありませんが、仕事として活躍するには身につけておきたい力があります。アニメやゲームのキャラクターを演じるだけでなく、ナレーションや司会、舞台など幅広い現場で求められる力も少なくありません。
ここでは、声優を目指す人が意識したい代表的なスキルを紹介します。
演技力・表現力
声優にとって必要不可欠なのは、演技力と表現力です。声だけで感情や状況を伝えるため、嬉しさや悲しさ、怒り、不安などを自然に表現する力が求められます。
同じセリフでも、言い方ひとつで印象は大きく変わります。日頃から映画やアニメ、ドラマ、舞台などに触れ、表現の幅を広げることが大切です。さらに感情の引き出しを多く持っていると、大きな強みとなるでしょう。
コミュニケーション能力
声優の仕事は一人で完結するものではないため、コミュニケーション能力が求められる場面が多くあります。アニメなどであれば、監督をはじめとする音響スタッフなどの制作関係者、共演者など、多くの人と協力しながら作品を作ります。
現場では、指示を正しく理解する力や、円滑にやり取りする姿勢が大切です。あいさつや礼儀、相手への配慮も重要な要素になります。
感受性
感受性とは、物事を感じ取り、心を動かす力です。声優は登場人物の気持ちを理解し、視聴者に伝える必要があります。
日常のできごとや人との会話、本や映画から感じたことが演技に生きる場面も多くあります。さまざまな経験に触れることが、表現の深みにつながります。
読解力
台本を読み取り、登場人物の性格や状況、言葉の意図を理解するには読解力が欠かせません。セリフだけを読むのではなく、その場面の背景まで考え、汲み取る力が求められます。
読解力があると、演出家からの指示にも柔軟に対応しやすくなります。普段から本や脚本に触れる習慣を持つことも効果的です。
自己プロデュース力
声優業界では、自分の魅力を伝える力も大切です。オーディションでは短い時間で印象を残す必要があるため、自分の強みを理解しておくことが役立ちます。
近年は、SNSや配信などで発信する機会も増えています。どんな声質が強みなのか、どのような役柄が合うのかを知り、自分らしさを育てていくことが重要です。
声優を目指すにはどんな方法がある?
声優になるためには、「必ずこうしなければならない」という決まったルートはありません。人によって目指し方はさまざまで、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
未経験から声優を目指す場合は、学びながら経験を積める環境に身を置いたり、実際にオーディションへ挑戦したりする方法が一般的です。ここでは代表的な声優への道のりを紹介します。
養成所・専門学校に入る
声優を目指す方法として多いものが、養成所や専門学校で学ぶことです。発声や滑舌、演技などの基礎を学べるため、未経験からスタートしたい人にも向いています。
また、プロの講師から指導を受けられるほか、オーディション情報を得られたり、実際に付属の事務所のオーディションを受けられたりする場合もあり、業界との接点を作りやすいことも魅力です。
専門学校は時間をかけて体系的に学びたい人に向いており、養成所は事務所所属を目指して実践的に学びたい人に選ばれる傾向があります。
オーディションを受ける
オーディションに応募し、実力でチャンスをつかむ方法もあります。新人発掘オーディションや一般公募など、未経験者でも挑戦できる機会はあります。
実際の選考を経験することで、自分の課題や強みが見えてくることもあります。結果だけでなく、挑戦そのものが成長につながることも大きなメリットです。
ただし、オーディションは競争率が高い傾向にあるため、演技の練習や準備を重ねながら挑戦することが大切です。養成所で学びつつオーディションを受ける人も少なくありません。
まとめ
声優になるために必須の資格はなく、資格がないからといって声優を目指せないわけではありません。業界では資格や学歴よりも、演技力や表現力、努力を続ける姿勢といった人柄などが重視される傾向があります。
一方で、漢検や日本語検定など、声優に必要な力を磨くうえで役立つ資格はあります。資格はゴールではなく、スキルを高める手段として活用するとよいでしょう。
また、声優を目指す方法も一つではありません。養成所や専門学校で学ぶ方法もあれば、オーディションに挑戦する道もあります。自分に合った方法で経験を積みながら、一歩ずつ目標に近づいていくことが大切です。
